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プロローグ
「スザク…僕は…ブリタニアをぶっ壊す!!」自分と妹を捨てた国への強い呪詛の言葉を残して、親友となった異国の少年は、迎えにきた黒塗りの車と共に去っていった。後部座席から名残を惜しむ様に、車窓に張り付いた彼の口が何度も自分の名を呼ぶのを、スザク…
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a captive of prince 第1章:シンジュク事変
皇歴2017年。日本から奪われた少年は、エリア11となった日本に帰ってきた。 同胞を支配する立場となって再び日本の地を踏んだ彼を待ち受けていたものは…
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a captive of prince 第2章:ペンドラゴン
クロヴィスの訃報を携えブリタニアに帰還したスザク。 彼を迎える人々の胸に渦巻くものは…
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a captive of prince 第3章:ゼロ
代理執政となったジェレミア・ゴットバルトは、事態の鎮静化を図るため、1人の名誉ブリタニア人を生贄に選んだ。公開移送の列に立ちふさがる黒衣の怪人。それは…
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a captive of prince 第5章:ナリタ攻防
ナリタ山で行われた日本解放戦線壊滅作戦。そのさなか、突如巨大な土砂崩れがコーネリアを襲った。後方待機を厳命されていたスザクであるが、コーネリア救助に向かう。ゼロを追い詰めたその時、ランスロットの前に飛び出してきたのは…
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a captive of prince 第4章:黒の騎士団
カワグチ湖で行われるサクラダイト分配会議。それを前に「日本解放戦線」が会場となるホテルを宿泊客らを人質にジャックした。人質の中には、第三皇女ユーフェミアの姿が。手をこまめくコーネリアに、ゼロが交渉を役を買って出る。彼の目的は…
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a captive of prince 第6章:チョウフ襲撃
日本解放戦線の藤堂鏡志郎の処刑を見届けるため、チョウフ収容所を訪れたスザク。そこで、藤堂奪取に襲撃してきた黒の騎士団と対峙する。そして、破壊されるランスロットのコクピット。意図せず衆目にさらされることになったスザクは…
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a captive of prince interval:幻影
トップシークレットであった「スザク皇子」の存在。最後の首相の遺児がブリタニアの皇子となっていた。この事実はエリア11の日本人社会に大きな衝撃を与えた。中でも、キョウト六家の筆頭であり、彼の従妹である皇神楽耶に与えた衝撃は計り知れない。スザクと対面した神楽耶は…
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a captive of prince interval:残痕
黒の騎士団に与することとなったた藤堂。チョウフで思いがけない再会を果たした嘗ての弟子、スザクの存在は、「奇跡」の冠を戴く彼か抱える傷痕を疼かせる。
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a captive of prince interval:Lost letters
シンジュク事変後、再びエリア11の地を踏んだスザクは、今では廃墟と化した生家に足に踏み入れる。自ら凶行に及んだ父の書斎。そこに、「ある物」を探しに来たのだ…
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a captive of prince 第7章:スザク皇子
エリア11政庁でスザク皇子社交披露パーティーが開かれた。そのパーティーに紛れ込んだカレンは、ゼロの密命を受け、スザクのブリタニアでの立場を探る。スザクと1対1で話す機会を作った彼女は…
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a capthive of prince 第8章:スザクに命ず
エリア11の視察に訪れるシュナイゼルを迎えるために式根島を訪れたスザク。そこへ、黒の騎士団が現れた。スザク操るランスロットを誘い込むような動きを見せるゼロ。それにかまわず追ったスザクは、ゼロの罠にはまってしまう…
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a captive of prince interval:Confession
ルルーシュは、その日も深夜まで働いていた。翌日となった学園祭の最終チェックと、今後の黒の騎士団活動計画・組織の再編成…やることは山のようにある。窓を叩く音に気が付いた彼は、窓の外にここにいてはいけない人物を発見する…
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a captive of prince interval:Beg earnestly
ゼロに捕まってしまったスザク。アヴァロンは、ランスロットもろともゼロを上空から攻撃した。非情な作戦を決行したシュナイゼルの真意は…
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a captive of prince 第9章:神の島
海鳥の鳴き声がする。頬を打つ波の音でスザクは目を開いた。 目の前には秋晴れの青空と、中天に輝く太陽がある。 のろのろと起き上がったスザクは、すっかり水に浸ったびしょぬれの体に舌打ちしながら辺りを見回した。 そして……「どこだ…ここは……」…
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a captive of prince 第10章:晩餐
神根島から救出されたスザク。エリア11政庁で、兄シュナイゼルとの晩餐のやり取り。完全オリジナルパート。「
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a captive of prince 第11章:再会
ミレイ・アッシュフォードから学園の見学に招待されたスザク。理事長室で、彼は思わぬ人物と再会を果たす。
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a captive of prnce 第12章:キュウシュウ戦役
アッシュフォード学園で、同年代の若者と楽しい時を過ごしていたスザクであったが、政庁から緊急招集される。亡き父の官房長官を務めていた男が中華のバックアップを受けて、キュウシュウを攻撃したのだ。過去の亡霊に憤懣を抱えるスザクは…
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a captive of prince 第13章:学園祭宣言
いよいよ開幕したアッシュフォード学園文化祭。ガニメデを操り巨大ピザづくり興じていたスザクは、突如できた人だかりに目を見開いた。彼によって救出されたユーフェミアは、エリア副総督として重大発表をしてしまう…
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a captive of prince 第14章:行政特区
ユーフェミアのフライングにより、急ピッチで進められる「行政特区」構想。そのさなかスザクは、ブリタニア皇子として、ゼロ・ルルーシュに非公式の会見を申し込む…
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a captive of prince 第15章:崩落のステージ
2017年12月10日、「行政特区・日本」開設記念式典。ユーフェミアの願いを込めた施策が始動しようとしていた。開始間際、ナイトメアとともに現れた黒衣の怪人は、彼女と2人きりでの会談を望んできた。そして…
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a captive of prince 第16章:モザイクカケラ
ギアスの暴走というアクシデントにより、一度はユーフェミアと手を取り合ったゼロ・ルルーシュであったが、爆発する日本人の怒りの前に、合衆国日本を掲げ、彼らと共に反乱を起こす。のちに語られる「ブラックリベリオン」である。ルルーシュ・スザク・ユーフェミア、彼らの胸中は…
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a captive of prince Interval:a.t.b.2018.4
「ブラックリベリオン」から5か月。スザクは、霞網に捕らえられた小鳥のような日々を送っていた。皇帝と謎の少年V.V.の監視下に置かれた彼の前に、深紅の少女が現れ…空白の1年の物語。
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a captive of prince 第17章:覚醒
轟く爆音、立ちこめる白煙、硝煙と血の臭い……… 照明のない薄暗い階段を匍匐前進で進みながら、ルルーシュ・ランペルージは唇を噛んだ。 一体何が起きているのか……自分が置かれているこの状況に混乱しながらも、こんな事は初めてではないと、冷静に行…
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a captive of prince 第18章:接触
妹ナナリーがエリア11の総督に!再び政治に利用されようとしている彼女を空くべく、ルルーシュは黒の騎士団を率いて奪還作戦を決行する。彼女が乗る戦艦のガーデンスペースでルルーシュは…
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a captive of prince 第19章:革命
ナナリーはエリア総督として、着々と自ら思い描いた政策を実行していく。そんな時、第一皇子オデュッセウスと中華連邦天子の結婚が決まる。ナナリーの願いを受け兄シュナイゼルと共に中華に渡ったスザクは…
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a captive of prince 第20章:対話
捕虜となった紅月カレンの返還交渉のため、ゼロと共にアヴァロンにやってきた神楽耶。交渉の場には宰相シュナイゼルをはじめとする、3人の皇族が道構えていた。しかし、その場の雰囲気はどう見ても…
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a captive of prince 第21章:和解
ゼロ・神楽耶とブリタニア皇族の会談は、シャルル・ジ・ブリタニア失墜後ののブリタニアに言及する。そこでスザクは思いがけないことを知るのだった…
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a captive of prince 第22章:想いの力
シャーリー・フェネットは困惑していた。 突然夢から覚めたら、現実が悪夢だった。 そう表現したいほど、自分が置かれた現実は受け入れがたい事ばかりだ。 恋人となったルルーシュが、自分の父親を殺したテロリスト「ゼロ」だった。その妹であるナナリー…
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a captive of prince 【extra edition】Prayer
「a captive of prince」番外ストーリー。ブリタニアに連れていかれたばかりのスザクは、自分の置かれた立場と環境に徐々に馴染もうとしていたが…ジノ・アーニャとの初対面。クリスマスの物語。
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a captive of prince 【extra edition】殿下たちのお正月
「a captive of prince」番外ストーリー。スザクがブリタニアに渡って2度目の新年。エリア11総督となったクロヴィスがスザクを訪ねてきた。手にはたくさんの「日本の民芸品」を抱えて…
「a captive of prince」storys
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