小説

a captive of prnce 第12章:キュウシュウ戦役

アッシュフォード学園で、同年代の若者と楽しい時を過ごしていたスザクであったが、政庁から緊急招集される。亡き父の官房長官を務めていた男が中華のバックアップを受けて、キュウシュウを攻撃したのだ。過去の亡霊に憤懣を抱えるスザクは…

a captive of prince 第9章:神の島

 海鳥の鳴き声がする。頬を打つ波の音でスザクは目を開いた。 目の前には秋晴れの青空と、中天に輝く太陽がある。 のろのろと起き上がったスザクは、すっかり水に浸ったびしょぬれの体に舌打ちしながら辺りを見回した。 そして……「どこだ…ここは……」…

a captive of prince interval:幻影

トップシークレットであった「スザク皇子」の存在。最後の首相の遺児がブリタニアの皇子となっていた。この事実はエリア11の日本人社会に大きな衝撃を与えた。中でも、キョウト六家の筆頭であり、彼の従妹である皇神楽耶に与えた衝撃は計り知れない。スザクと対面した神楽耶は…