小説

プロローグ

「スザク…僕は…ブリタニアをぶっ壊す!!」自分と妹を捨てた国への強い呪詛の言葉を残して、親友となった異国の少年は、迎えにきた黒塗りの車と共に去っていった。後部座席から名残を惜しむ様に、車窓に張り付いた彼の口が何度も自分の名を呼ぶのを、スザク…