Re;commence

Re;commenece 【Re;turn】

ブラックリベリオンで銃撃を受けた扇要が職場復帰した。復帰早々、彼はゼロの居室で思わぬ事実を伝えられる。「枢木スザクが黒の騎士団に?自分から入ると言ったのか。」困惑を隠すことなく問いかける彼に、ゼロは普段通りの自信にあふれた声で答えた。「ああ…

Re;commenece 【Re;gain】

「ねえ。例の彼のことなんだけど……」普段は、自分の研究室から出ることのないラクシャータが、珍しく自分からゼロの元を訪れ、開口一番にこう言った。前置きもなくいきなり本題を切り出す彼女に、よほど差し迫った事情があることを察し、ゼロは、作業中の手…

Re;commenece 【Re;union】

半身を起こした状態で、腰から90度回転して両足を床に下ろす。そのままの状態で、そろりと立ち上がってみる。「うん。大丈夫。」両足で体を支えていられる。立つことはできる。問題は歩行だ。ベッドに手をついた状態で、足を横に滑らせるように動かす。そろ…

Re;commence 【Re;trograde】

「あ………?」気が付くと、見慣れない風景が目に映った。「ここは………?」静かだが、どこか緊張した空気……白い空間。どこからか聞こえてくるピッピッという電子音……微かな消毒薬の臭い。「───病院……?」なぜ、こんなところにいるのだろうか。状況…

Re;commence 【Re;confirmation】

藤堂らの元から自室に戻って来たゼロは、そこに自らの親衛隊であるゼロ番隊の隊長、紅月カレンの姿があるのを確認した。「カレン。戻ったのか。」ブリタニアの伯爵家令嬢でもあるカレンは、その立場を利用し、トウキョウ租界でブリタニア軍への諜報活動と租界…

Re;commence 【Re;build】

おい。こいつは一体……」どうなっちまってんだ?カレンからの緊急連絡で、医療班スタッフとともに輸送機から神根島に降り立った玉城は、目の前の状況に唖然とした。重症者を司令部まで搬送するという連絡に、その重症患者とはゼロではないのかと血相を変えて…

Re;commence 【Re;start 】

stage25からの捏造。流血表現有「スザクっ!」「ルルーシュ!」互いに怒りと憎しみを込めた銃声が響く。スザクが放った銃弾がゼロの銃身に当たり、ルルーシュの手から弾き飛ばした。しかし、引き金はひかれていた。チュイーンと足下の岩盤に弾丸が当た…