Present - 3/3

【おまけ】

「スザク。」
「なに?」
「お。お前は…俺がいいない間、C.C.と…その…男女の仲になったというのは本当か?」
咎めるような視線で、何故か赤面しながら尋ねて来るルルーシュにつられて、自分も顔を赤らめしどろもどろしながらスザクは頷く。
「ルルーシュ。お前にスザクを責める資格はないぞ。スザクを1人にしたのはお前の罪だ。」
「わかっている!しかし何故だ。お前。俺と同じベッドに寝てもそういうコトになった事はなかったじゃないか。」
「お前とスザクとでは違うからな。あんな風に瞳を潤ませて、慰めてくれと縋られては、さしもの私も母性本能がうずいたぞ。」
「……俺は、同じことを言って、頬を張られたぞ。」
「頼み方と頼む相手を間違えたな。」
魔女が面白そうに笑う。
「スザク。男の下に飽きたら、いつでも相手するぞ。」
「えっ?」
思わず見つめるスザクに、ルルーシュの顔が引きつる。
「スーザークー。何を期待している。」
「えっ…いや…その…ええっと……」
「どうやら、一から教育し直した方が良さそうだな。」
「えっちょっと待って。ルルーシュ!」
寝室にスザクを連れ込み出てこないルルーシュに、C.C.はほくそ笑む。
「明日は朝からごちそうだな。」
その夜一晩中、スザクの愛らしい声が途切れる事はなかった。

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