【ロススト】1.5部 3章の感想 逃亡者カレンのしなやかな強さ

ロススト1.5部「ロストゼロ編」3章の感想です。

ロストゼロ編はストーリーが短くて、1章も2章もPhase10まででしたが、今回はPhase12ありました。

ちょっぴり長くなりましたね。

この章は、外伝「白の騎士」と「紅の夜叉」がメイン。
オズの話もでてきて、「空白の1年」に何が起きていたのかより立体的に把握できます。

コノエナイツ登場

コノエナイツは、「外伝・白の騎士」で登場する、ナイトオブセブン枢木スザク直属の騎士。

という事ですが、シュナイゼル殿下が用意した皇帝とスザクの動向を把握するための「鈴」。

ナンバーズがいきなり皇帝の騎士ですから、何かしら2人の間に取引があると考えるのは自然ですよね。

カノンが選んだ人材、シュネーとレドの実力の程を確認するため、キャメロットのテストパイロットという名目で引き抜きましたが、エリア2での事件で彼らの技量が分かったので、正式にスザクの部下としてあてがわれました。

イベントストーリーに登場したジノの台詞から、主人公もスザクの配下になるのかと思ったんだけど、現時点ではキャメロットのテストパイロットというポジションのまま。

この3章は、ランスロット・トライアルの公開模擬試合から2週間後という設定。

この2週間で、事態は大きく動いていました。

まず、オルドリンが中華連邦で行方不明に。
これは、「オズ」のネタですね。

テロリストを排除するのに、民間人を巻き込むことをためらわないマリーベル皇女と、オルドリンが衝突した結果なんですが、公開試合の時あんなに仲が良くて信頼し合っているように見えたのに。

専任騎士を失ってまで宰相を守り切った褒美として、エリアを所望するとか…マリーベル皇女の変わり身に唖然としてしまう。

というか、信頼していたオルドリンに反発された上、彼女を失ったことでおかしくなってしまったのか?

オズ絡みで言うと、アッシュフォードでルルの監視をする役目は、初め、クララという女の子だったんですね。

それを、オルフェウスが殺してしまったため、急遽その役目はロロの物になったと。

「オズ」はこんな風に絡んできていたんだ。

3つ(4つ)の物語を時系列で整理してくれているので、分かりやすい。

主人公もベラルーシ遠征へ

さて、2週間前にスザクと再会した主人公ですが、ろくに会話できないまま別れてしまったことで悶々と。

ゼロの仮面の下を知っているであろうスザクが、ルルーシュから自分のことを聞いているのか確認したいところ。

そこで、強いコネを持つ上司におねだりして、ナイトオブラウンズを投入してのEU攻略戦に同行の許可を得ます。

そして、念願のスザクと2人きりの会話。

それにしても、スザクって駆け引きとか、腹の探り合い的なものが下手くそだよね。
政治家の息子なのに。

主人公に「何かをを隠している」見抜かれます。

そして、「外伝」の方に描かれている、とてつもなくハードなベラルーシでの任務へ。

主人公、この激しい戦闘で機体損傷もせずにいるなんて、強い。

さすがに、シュネーの救助までは行けませんでしたが。

シュネーを助けるために、一度突破した森に戻ったスザク。

部下を見捨てられない彼をシュナイゼルは、あっさり見限りますが「生きろギアス」のおかげで、部下を助けるだけでなく単騎で敵をせん滅。

これが元で、ルキアーノに嫌われることに。

この辺は、イベント「ナイトオブラウンズ その力」でも描かれてました。

そうか、このシーンだったか。

ルキアーノには嫌われたけれど、ジノとアーニャには興味を持たれることに。

これをきっかけに仲良くなっていくわけね。

強くたくましく、そしてしなやかな戦士へ

さて、後編は「外伝・紅の夜叉」ベース。

ブリタニアのお尋ね者となったカレンと、行政特区日本記念式典で両親を失った少女ベニオの出会いの物語です。

ベニオちゃんは、行政特区記念式典の惨劇の中、カレンがブリタニアのナイトメアから助けた女の子。

コウベ租界で、元気に働いていました。
生きるたに、周りの大人たちに便利な存在として認められるよう、必死なって頑張っている子。

ベニオは、自分の雇い主が金のためにカレンをブリタニアに売ろうとしていることを知り、彼女に身の危険を知らせます。

ベニオの忠告を受けた時のカレンの態度が、「やっぱりなー」と少しも慌ててなかったのが、堂に入ってるというか慣れているというか…

ゼロを失った落ち目の黒の騎士団を根強く支援してくれている日本人は少ないというのを、これまでに沢山経験してきていて、同胞の裏切りにいちいち驚くこともないという状況なんでしょうね。

自分を逃がしたことで、あとでベニオが雇い主からひどい目に合わないように、縄で縛るというという配慮まで。

黒の騎士団に入りたいというベニオに、今はその時ではない、時が来た時に気持ちが変わっていなかったら尋ねてくるように言うあたりもカッコいい。

お尋ね者となって逃げまわるうちに、かなり逞しくなりましたね。

2枚舌の裏切り者は雰囲気で分かるようにもなったかも。

輻射波動の応用で、空に飛び上がったり、副産物で敵の計器類を狂わせ動けなくする技は、この時に会得したんですね。(テレビシリーズ初出:R2「太平洋奇襲作戦」)

そうそう、逞しいと言えば、中華に亡命した神楽耶様も同様。
大宦官の2枚舌外交を、揶揄するばかりか牽制する辺りの話術は、10代前半の少女の物とは思えません。

ディートハルトも、その胆力に感服していました。

そして、海中に沈んでいたガウェインをベースに、蜃気楼を作ることになったエピソードもあったのも嬉しかったです。

何かがおかしい

単独で敵本陣に突っ込んだスザクの戦い方に、違和感を覚える主人公。
それを問いただしても、結果以上のことは話せないというスザク。

スザクの変化に、隠されている闇を感じながら終わった第3章。

じわじわと、主人公が「ギアス」と「コード」に近づきつつある感じですね。

そして、アッシュフォードでは、機密情報部の施設が完成。
ルルーシュとギアス済みの生徒会メンバーも、学生生活を送っています。

R2幕開けの準備が進んできました。

1.5部は4章で終わりになるのかな?

ところどころで登場する、チャイナ服姿のC.C.が可愛かった。

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