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映画が観れない!

明日は、「鋼のの錬金術師 完結編・復讐者スカー』を見に行く日。

5年前に公開された前作は、どっからどう見ても大泉洋にしか見えないショウ・タッカーが、かなりぶっ飛んだ悪党として幅を利かせ、ハクロ少将が第5研究所で人形兵を動かして自爆したりと、怒涛のオリジナル展開で、ファンをドン引きさせてたけれど、今回は、それを反省して、原作に忠実なビジュアルとストーリー展開だそうだから安心ね。

あの闘いも、この闘いも生身の人間で再現したらどうなるのか、すごく楽しみだわ。

ワクワクしながら眠って、目が覚めたら上映時間の40分前⁉

どうして誰も起こしてくれなかったのよー!

え、映画館は家から近いから大丈夫でしょって…それでも、今からじゃギリギリよー!!

座席指定して予約したんだから、間に合わなかったらチケット代を損しちゃう。

大あわてで映画館着いたけど、上映5分前。

急いで発券しよなきゃ。

あれっ?チケット代1,100円?

そんなに安かったっけ?ていうか、もうお金払って…

えっ?これじゃない?

声をかけられて、そちらを見ると、シアター入り口前に何かの受付が…

チケットの交換はこちらです?

呼ばれるまま、そこで受けつけすることに。

え、引換番号じゃなく氏名を書くの?

頭上ではてなマークが飛び交っている私にかまわず、受付嬢とその隣にいるおっさんはテキパキと手続きを進めていく。

て…金額5,300円てどういうこと!?

はっ?全国どこの劇場でも使える回数券?

いやいやいや。そんなの買いに来たわけじゃないからっていうか、上映間近のシアター入り口で営業すんなっ!

やだー、変なのに引っかかっているうちに、上映時間すぎちゃったじゃない。

途中から観るのもなー。

どうしよう。キャンセルできないよなー。

え、キャンセル専用機?

返金してくれるの?

こんな親切なサービスあったんだ。

嬉々として操作ボタンをタッチ。

おおーっ。本当に現金が出てきたー。

えっあれ?

何これ。

返金口から出てきたものをよく見ると、全然見たこともない種類の紙幣と硬貨。

何じゃこりゃー!

というところで、目が覚めた。

ああ、そうだ。

昨夜興奮してなかなか眠れなかったから、家を出るギリギリまで仮眠してたんだっけ。

時計を見ると、出発時間の30分前。

ああ良かった。夢だったんだ。

ビックリしたなー。

そうよね。よく考えたら変なことだらけだったわ。

支払い済みなのにチケット代請求する発券機とか、上映前のシアター入り口の営業とか。

謎のお金が出てくる返金マシーンか…

あまりにユニークな夢だったので、文字起こししました。

楽しんでいただけたでしょうか。

え?それで、現実の映画には間に合ったのかって?

はい。余裕で間に合ってスムーズに発券できました。

映画の感想は…後ほど。