【ロススト1.5部】 2章の感想 ブリタニアの裏事情が明らかに

ロススト1.5部、第2章の感想です。

「相反する白と紅」というタイトル通り、「オズ」の2人が前半・後半に登場。
私は、漫画を読んでいなかったので、ブラックリベリオン後の世界とブリタニアの様子が少し見えて、ギアスの世界観がさらに深まったのが、すごい収穫でした。

皇帝と宰相に気に入られるセブン様

1章に引き続き、この章でも宰相シュナイゼル殿下が物語の糸を引いています。

時系列で言うと、「亡国のアキト」の直後。
宰相閣下は、国内の「反皇族勢力」への対抗策と軍備強化策にと、いろいろお忙しそう。

その策に、ナイトオブセブンとなったスザクも一枚かませるつもりのよう。
カノンさんにも内緒の計画みたいです。

場面変わって、スザクから、ユーロブリタニアでのルルーシュの様子について報告を受ける皇帝。

別人格の記憶を植え付けるのは無理があったかと言っていましたが、これも想像がついていたような対応。

なんで、ジュリアス・キングスレイという架空の軍師をでっちあげて、ユーロブリタニアに派遣したのか…

ファンサービスというのは排除して、考察してみます。

やはり、「ゼロ」としての才能を皇帝は高く評価していたのではないかと。

そして、シュナイゼルを牽制するために、自分にも懐刀と呼べる戦略のプロがいるのだとアピールするつもりだったのではないかと思います。

シンの台頭やWZERO部隊の頑張りがなければ、ジュリアスの青写真通りになっていたかもしれませんから。

とはいえ、そもそもがルルーシュなので、イレギュラーによって計画がうまくいかないのはお約束。(笑)

希望的観測ですが、兄V.V.に、マリアンヌとの息子であるルルーシュを利用されるのを避けるために、手元に置きたかったのではないかと…

という私の憶測に関係なく、皇帝は、軍師として手元に置くよりも、C.C.をおびき出すための餌としてエリア11に戻す計画であることをスザクに告げるのでした。

その準備が整うまでは、シュナイゼルの言うとおりにしているように指示する皇帝。

皇帝の騎士なのに、やたらシュナイゼルのもとで働いているので、皇帝と宰相の間で行ったり来たりしているコウモリのような印象があったんですが、陛下がこういう風に指示を出していれば、ナイトオブセブンとしては皇帝陛下の指示に従っているわけで、全然おかしなことではないですよね。

黒の騎士団とピースマーク

さて、ここまでが前振りで、いよいよ物語本編へ。

ブラックリベリオンで失った紅蓮の右腕を修理するため、インド軍区に潜伏する卜部さんとカレン。

日本食が恋しいと言う卜部さんに、また仙波さんの打ったそばが食べたいと反応するカレン。

さりげなく、藤堂さんのアナザーストーリーへの誘導か?(藤堂さんの…というよりは黒の騎士団のイメージが強いです)

中華で軍の一部とドンパチしたせいで、その存在がブリタニアに知られて、罠まで張られちゃっているのに気が付かないとは・・・

それに一早く気が付いたのが、ピースマークの「オズ」ことオルフェウス・ジヴォンたち。

ラクシャータさんの依頼を受けて、紅蓮の予備パーツを届けに来たついでに、ブリタニアのブルーバロンズを撃退します。

黒の騎士団残党狩りの専門機関があったんだ。(笑)

しかも、ネリ様に嚮団の情報を提供したのも、オルフェウスでした。

キャラの情報をネットで検索。
彼、ブリタニア貴族の子として生まれながら、生まれてすぐに庶民の家に渡され、さらに、嚮団に売られていたという不幸な生い立ち。

そりゃあ、テロリストにもなるでしょう。

しかも、嚮団から自力で脱出し、生き残っている強者だったんですね。

少々こじつけっぽい設定ですが、面白い。
どうしよう、今さらだがコミック読むかな。

ネリ様も、「ギアス」という言葉だけで探し回って、オズという生き証人に出会えた時は、歓喜と安堵したことでしょう。

紅蓮の白タイプ「白炎」カッコいい。
ブリタニアでは「ホワイトホーン」と呼ばれているみたいですね。

ストーリー後半は、再びブリタニアが舞台。
シュナイゼル様発案で、また、何か仕掛けるみたいです。

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オルドリンとマリーベル皇女参戦

キャメロットのバンカーで整備されいるナイトメア。

皇族を狙った2つのテロ「タレイラン事件」で、セントラル・ハレースタジアムの時に活躍した機体だそうで、名はランスロット・トライアル。

主人公たちは、この機体と、マリーベル皇女率いるグリンダ騎士団の話題で盛り上がります。

この辺は「オズ」の読者なら既知なことですよね。

この会話のおかげで、読んでいない私でも大まかな事情は理解できました。

本国でもテロがあって、しかもターゲットが皇族というのは、かなり深刻な状況なのでは?

レドの、今のブリタニアをすべての国民が良しとはしていないというのも、リアリティがありますね。

そこへ、ロイドさん登場。

ランスロット量産化計画の一環で、ランスロット・トライアルと、マリーベル皇女の騎士オルドリン・シヴォン卿が騎乗する、ランスロット・グレイの公開模擬戦が行われることになったか。

しかも、皇族臨席で。

皇族と軍部でかなり揉めたそうです。

きっと、皇族を何とか止めさせようと、軍も必死で訴えたんだろうな。

それを、宰相であるシュナイゼル殿下の鶴の一声と、マリーベル皇女が賛同したために、軍が折れたと…

軍幕僚の皆様、お疲れさまです。

トライアルのパイロットは自分だと思っていた主人公ですが、量産機なので操縦技術に長けている人間では役に立たないという事。

で、シュナイゼル殿下の墨付きの「the普通のパイロット」トーマス・キンメル卿が起用されます。

ロイドさんの紹介の仕方が、平均中の平均とか、取り立てた特徴がないだとか、普通も才能のうちだとか・・・・(笑)

しっかりセシルさんの怒りを買ってしまいます。

セシルさの「人の道について~」が出た時は、笑った。

しかし「キンメル」って、R2でロロにヴィンセントを奪われた、あのキンメルさんですかね。

なんかすごく実直で、ロイドさんの言葉の暴力にも動じない好人物でした。

当日、皇女とその騎士だと気が付かず、主人公が2人をエスコートするシーンは、仲のいいマリーとオズの姿が見れて微笑ましかった。

予定通りの行動

シュナイゼル、マリーベル両殿下が観戦する、ラウンジの前で待機する主人公とシュネー、レド。

どっちが勝つか賭けをしますが、主人公は「勝負がつかない」に賭けます。

意味深。(笑)

1回戦は、上方からの攻撃にも関わらず、自分のペースに巻き込んだオルドリンの勝ち。

オルドリン・ジヴォンでは相手が悪すぎるというシュナさま。

騎士を褒められて、まんざらでもないマリーベル殿下。

そんなヨイショをしているときに、爆撃音が響き渡ります。

皇族を狙うテロリスト「タレイラン」の生き残りが襲撃。

オルドリンは敵の武器を奪うと、キンメルに、ここで敵をせん滅してしまおうと提案します。

1度に敵2機を倒すグレイルの雄姿はほれぼれします。

主人公たちも、参戦するべく愛機の元へ。
一番初めに起動したのはアロンダイト。

侵入してきた敵から、シュネーとレドを守るシーンは、アニメで見れたらさぞ迫力があったろうな。

オルドリンが善戦するものの、敵戦力に押され、殿下たちのいるラウンジも危険に。

避難を呼びかけるマリーベル皇女に対し、シュナイゼル殿下は落ち着いたご様子。

その訳は…

予定の時間ぴったりに登場したランスロットが、あっという間に戦況を覆してしまったから。

やっぱりかーっ!

最後の最後でナイトオブセブン枢木スザク登場は、カッコよすぎるし、予定調和な幕切れ。

二次小説書きが、大好物な展開です。

シュナさまの読み通りというか、タレイランの残党が、上手く踊らされたというか…

かくして「タレイラン」は壊滅。

全て終わった後、ランスロットから降りてきたスザクと主人公が再会します。

が・・・「久しぶり」というスザクの声が、めちゃ冷たくて硬い。

こんなシーンで、to be continueです。

続きが気になってしょうがない。

ところで「ロススト」は5月でリリース1周年。

ゲーム初心者の私でも、メインストーリーなら問題なくクリアできていますので、「ゲームはちょっと」という方にもおすすめ。

毎月新しいストーリーを公開しているので、途中で挫折することなくのんびり楽しめます。

「コードギアス反逆のルルーシュ」の世界を、他作品も含めた世界観で追体験できるので、興味のある方はやってみてください。

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